高知

山内鮮魚店店長の山内です。

大人になってからの「勉強」とは何とも楽しいものです。アンテナを伸ばし、学べば学ぶほどスッと自分の中に入ってくる。話をきけば聞くほど「あれもやりたい、これもやりたい」と、意欲がどんどん沸いてくる。学生時代にこんな「学ぼうとする気持ち」をもっていたらもう少し楽し有意義な学生生活を送っていたのかもしれないと、つくづく思います。「やらされる」のではなく、自ら学ぶことの大切さは社会人になってから365日実感する毎日です。

 

さて、当店もインターネットでの販売をスタートして今年10年目を迎えました。世の中が急速に変化する中、インターネットを通じたお客様との「繋がり」も、10年前とは明らかに違うものになっているのを実感するのは私だけでしょうか。FacebookなどのSNSで可能になった、お客様とのリアルタイムなやりとり(いつもたくさんのコメントとシェアありがとうございます!)。もはやインターネットは顔の見えない商売から、顔の見える商売へと変わりました。

 

インターネットというツールを通じて当店がお客様に「必要とされるお店」であり続ける為にはどうしたらいいのか。それを学ぶのは残念ながらこの南三陸という土地では不可能です。南三陸の海の幸を通して、今よりもさらにお客様に感動して頂きたい。もっともっと当店が目指す場所へ近づくにはどうしたらいいのか。その答えを探し、南三陸からの移動距離およそ1000キロ。飛行機を乗り継ぎ南国高知県へ向かいました。

 

一通のメールから始まった衝撃の出会いから3年。その出会いを与えてくれた人達がいる、年に一度のネットショップ勉強会。全国から様々な業種が集まる二日間。日本一熱い志が結集する「高知」という地に今回は宮城県、そして岩手県の仲間達と共に参加しました(こちら

 

当店でお買い物いただくお客様には、直接関係のない話かもしれませんがインターネット販売に身を投じ、人生をかけて取り組み学び続ける大人たちの輝く笑顔を見ていただきたい。そこには火の鳥のように熱い大人たちの志が確かに存在しています。

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『高知を全国に輸出するぜよ!』2000年、潰れそうな会社をインターネット販売で再生させ今もなお第一線で活躍し続ける高知勉強会の代表。高知の一部にしか生育していないと言われる「虎斑竹(とらふだけ)」を使った竹製品を製造販売する「竹虎」の山岸社長。この方が2005年当時、ひとり南三陸で孤独にインターネット販売に没頭していた私を高知と繋いでくれた恩人です。

 

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京都でオリジナルの無地Tシャツを販売している岸本社長。インターネット初期からネットショップという業界に身を投じ、無地Tシャツに情熱を注ぎ続ける、業界では知らない人はいないほどの有名人です。

 

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豪華講師陣もすごい顔ぶれ。マーケティングコンサルタントの「西川りゅうじん」さん。NHK「龍馬伝」と連動した高知「龍馬博」の総合プロデュース、かつては「ウォークマン」の販売促進、「福岡ドーム」のオープニング演出、「ジュリアナ東京」のPRなど数々の仕事に携わってきた西川先生ならではの講座は、講演だけでなくチームを作り発表するというユニークな内容。笑と真剣さが入り交じった楽しい講座でした。

 

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そしてこちらは、カメラ関連グッズを製造販売するユリシーズの魚住さん。福岡から講師として参戦しました。ここのカメラグッズは無骨なカメラ関連製品が多い業界でもずば抜けたオシャレさを持ちながらも、様々な工夫がされていてカメラ好きな方々には本当におすすめの品ばかりです。ぜひ一度覗いてみてください。

 

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1日目が終了し、会場となったホテルでの懇親会。すごく素敵なホテルでした。懇親会の雰囲気も熱い高知ならでは。真剣に語らう経営者たち。懇親会は、朝方まで続きました。

 

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こちらが今回参加した「東北チーム」。餃子、プリン、ふかひれ、酒蔵など、みちのく宮城と岩手を代表する若き経営者たち。100名を超える懇親会の壇上で、皆で自己紹介と今年の豊富を宣言しました。

 

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私店長も竹虎さんの計らいで、懇親会の締めのご挨拶を。こういう壇上に上げて頂き皆様に顔を知って頂ける機会があるというのは、南三陸の田舎者にとって至福の嬉しさがあります。

 

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二日目の講座は朝9時からスタート。初陣は高知県特産のゆずを使った飲料水「ごっくん馬路村」で有名な馬路村農協プランナーの松崎さん。商品を売るのではなく、村を売る。とっても楽しそうな笑顔でとってもタメになるお話をして下さいました。

 

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こちらは世界トップレベルの安心安全なペットフード「FINEPET’S」を製造販売する皆川社長。ペットと飼い主、その双方を心から幸せにしたい。その思いで自ら立ち上げたブランドは瞬く間に日本中に広まっています。

 

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MIIKU「日本味育協会」代表、料理家など多数の肩書きをもつ宮川先生のお話は、食品メーカーが多い東北にとっては目から鱗のお話ばかり。お子さんのアトピー治療からスタートした「食」への探求。毎日8時間をキッチンで過ごす日々。様々な経験と学び、研究から「おいしい」にはちゃんとした理由があることを、科学的観点から我々に説明してくれました。

 

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そして最後は便秘解消商品「するっと抹茶」を製造販売する「株式会社おつうじ屋」の石井社長。会社経営者でもあり主婦でもある。先生の会社は文字通り社員が「ひとり」しかいない。主婦業をしながら一日二時間の仕事時間でも会社を経営し、ネットショップを運営できる。そのヒミツを惜しげもなく教えてくれました。

 

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総勢100名強。二日間に渡る熱い勉強会は、充実の内容で幕を閉じました。やっぱり我々にはまだまだ、まだまだやれることがある。南三陸の海の幸を通じて、もっともっとお客様に感動して頂ける方法をこの一年実践して行きたいと強く思いました。それが南三陸の復興にも繋がると確信しています。