キャリアチャレンジデイ1

山内鮮魚店デザイン室の後藤です。今月、南三陸町内の中学校で行われた教育プログラム「キャリアチャレンジデイ」に参加しました。

 

「キャリアチャレンジデイ」とは

キャリアチャレンジデイとは、南三陸町内の中学生を対象に、企業や団体が「はたらくこと」について講話をし、質疑を受ける授業です。企業から直接話を聞き「社会における役割、必要な能力や意志」について考えるのが目的です。

 

子どもたちに「地元の産業や仕事の魅力」を伝えられる機会はナカナカありません。ぜひ参加したい。当社からは、講師として取締役の山内と、撮影係の後藤が参加しました。今回は、その模様をお伝えします。

 

講義1 「ヤマウチ」って、どんな会社?

キャリアチャレンジデイ2

参加した数社の中から、中学生が興味をもった企業を選択し話を聞くということで、当社に数名の生徒が集まってくれました。嬉しいですね。講義のスタートは「ヤマウチの業種について」。いったいどんな会社なのか、分からない生徒がほとんど。食品を購入する機会が少ない中学生にとっては、無理もありませんよね。

 

ヤマウチの業種はおもに、鮮魚や加工品の製造・販売、スーパーへの卸業務などですが、聞いてほしいことは業務内容だけではありません。いちばん伝えたいのは「どんな目的で商品を売っているのか」ということ。「お客様の健康を支え、笑顔にしたい」「地元の食材や、つくるひとの想いを伝えたい」「向上心を大切に会社の仲間と成長したい」など、そこには大事な「目的」があります。

 

モノを育て、つくるのはヒト。それを手に取るのもヒトです。ヒト同士、相手を思い、どうすれば喜んでもらえるか。みんなが笑顔になれるか。そういう思いや目的がなければ、良い商品や良いお店はできない。どの業種においても言えることだと思います。

 

講義2  たのしい仕事は「地元」にもある

キャリアチャレンジデイ3

つづいて「取締役」の仕事について。普段聞いたことのない話に、わたしも興味津々でした。簡単にいうと「営業、生産管理、人事など」多数の業務があります。そのなかでも今回は「営業」と「商品開発」に重点を置きました。

 

営業も商品開発も、必要な能力は同じ。商品の知識や良さを伝える力、豊かな発想力と柔らかい考えなど。どんな風に商品をつくり、お客様に届けるか。ただ黙々と同じ作業をするのではなく、どうせなら、いろんなことにチャレンジする楽しさをお話ししました。

 

当社はスタッフ同士が意見を出し合うことを大切にしています。もちろん、意見が分かれることもありますが、想いはみな同じです。「お客様にいいものを届けたい、仲間と一緒に新しい商品をつくりたい」。その先には、商品が完成し売れた瞬間の達成感だったり、お客様の声をいただけた時の喜びがあります。

 

講義3  子どもたちの疑問ってなんだろう?

キャリアチャレンジデイ4

最後に設けられた質疑の時間。「給料はいくらですか?」など、なかなか鋭い質問も飛び交いました。中学生が知りたいこと、興味のあることを直接聞ける良い機会でした。中学生のみなさんには、この先つづく未来があります。希望もある反面、不安もある。今回のように、企業が疑問を聞いて、ひとつでも、不安を取り除けたらいいですね。

 

最後に弊社取締役より中学生に向けたメッセージは「迷ったらすぐにやってみること」「今日から始めること」でした。「失敗をおそれて、何もやらないことが一番の失敗だよね。」その意味が伝わってくれることを祈りつつ、授業が終了しました。

 

(まとめ)子どもたちが夢をもてる環境づくりを目指して

キャリアチャレンジデイ5

講義が終わり校内を歩きながら、ふと自分の中学生時代を振り返りました。私が中学生の頃は、インターン研修や、直接お話を聞く機会はあまり無かったように思います。実際に体験したり、話を聞いてみないと、自分のこととして考えるのは難しいかもしれません。だからこそ、今回のような授業の必要さを実感しました。

 

「地元でもこんな仕事があるんだ。こんなオモシロイことができるんだ。」「案外、場所は関係ないのかもしれない。」こどもたちが、そう思える環境を、私たち企業がつくらなければならない。自分たちの生まれた町に夢がもてる仕事があったら、とても素敵なことですよね。

 

当社は、今後も、育成事業などに積極的に参加していきたいと思います。そしてこれからも、たのしく仕事ができる環境づくりを目指していきます。最後に、貴重な機会をいただいた生徒のみなさん、先生方と関係者のみなさんに感謝申し上げます。

 

 

<会社見学 お問い合わせ先>

株式会社ヤマウチ 9:00-17:00(木曜定休)

TEL : 0226465338

info@yamauchi-f.com