宮城県産ホヤ

南三陸も暖かくなってきました。毎年この時期になると『殻付きホヤは、まだですか?』というお問い合せを頂戴いたします。『ホヤ=ヤマウチ』というイメージがあるのでしょうか(笑)私店長も喉から手が出るほどの『ほや好き』です。待ち遠しいお気持ちが痛いほどよく分かります^^  つくづく不思議な食材ですね。一度ハマるとその美味しさの虜になります。まるで恋をしている感覚でしょうか(笑)

 

この時期、どこかの港で『初ホヤ』の水揚があったりなかったりします。時折テレビで取り上げることも。でもこのBlogで何度もお伝えしてますが、ホヤの本当の旬は、5月〜8月です。身入り、大きさ、味、エグ味、そのどれもが成熟する時期が「旬」の時期なのです。中でも特に美味しく食せるのが7〜8月の夏のシーズン。殻自体は少々小振りになりますが、不純物もなくなり身に美味しさが詰まってくるのです。

 

思えばここ10年で、ホヤは贅沢品になりました。水揚が多く、潤沢な量が確保できると価格も応じて安くなる。逆に水揚が少なくなると価格は高騰へと向かう。振り替えると、当店がインターネット通販を始めたのが約10年前。その頃から水揚げ量が少しずつ減少しているのを実感します。そして震災による養殖業への打撃。『ホヤっていやぁ、昔はホントに安かった』常連様とお電話で『ホヤトーク』をさせていただくと、決まって出る会話のひとつです。

 

実は現在、南三陸町にはホヤの生産者が数件しかありません。でもとても大切に、とても真剣にホヤを育てています。そうして育てたホヤは、間違いなく最高の逸品として成長します。つまり。自信満々でお客様にご紹介できる品質となります。大きさも味も未熟な時にお客様にお出しすることはできない。当たり前ですが、最高の状態でお届けしたい。これは当店の考え方です。

 

素材が未熟でも、欲している方がいるから売って売って売りまくるのか。数は少なくとも、旬を見極め最高の状態でお届けするのか。どちらを選ぶかと言われれば当店は間違いなく後者を選びます。真剣に育てている生産者のためにも、当店を選んでくれるお客様のためにも、やはりソコは外せないのです。そして、やはりどちらにも『笑顔』になっていただきたい。

 

なのでもし、テレビで『宮城県のホヤ特集』なんて放送をされたらどうしましょう。ご注文が殺到し、たちまち原料がなくなるかもしれません。考えるとちょっと恐ろしいですね。特に自然の資源には限りがあります。だから、いつも心待ちにして頂くお客様に確実に届けられるよう、そんな番組の依頼があったらもちろんお断りします(笑) ご安心ください^^

 

『殻付き生ホヤ』の販売は5月頃より再開いたします。インターネットにて先行販売いたしますので、いましばらくお待ち下さいね。

 

■山内鮮魚店の『ホヤ』商品一覧

https://www.yamauchi-f.com/fs/yamauchi/c/hoya

 

どうしても今すぐ『生のホヤ』が食べたい!そんな方がいらっしゃるか分かりませんが(笑)

一年を通してホヤを楽しむなら、こちらがオススメです。

冷凍ですが、お客様レビューを見ればその品質と、当店の「こだわり」を感じて頂けるハズです。

■夏のほや(400g入)【お刺身用 急速冷凍 生ホヤ】お徳用

https://www.yamauchi-f.com/fs/yamauchi/hoya/hoya400

 

ホヤについてのお問い合せもお気軽に^^

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