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22日夜に起った長野県北部での地震に衝撃を受けた。休日中もニュースを見て事の状況に目をやり続けた。約30棟が全壊した白馬村では、倒壊した家の敷布団のそばでうつぶせになっている二歳児が無事救出された。本当によかった。我々が経験した東日本大震災から次々と日本列島に災害が起る。そしてそれは予期せず突然やってくる。何気ない日常を送る事すら、もはや安心して暮らせる保証はない。

 

長野北部地震の映像を見て、なぜあの時間に、今この時期に、こんな寒い時期にと思う。極寒の地で避難している長野の人達を思い、我々が被災した時の、あの津波の後の降りしきる雪を思い出す。そしてあの巨大地震を思い出す。地面全体が揺れ、家屋が想像出来ない音を立てて揺れ狂うあの音。長野の地震は、5キロという浅い震源から想像するにものすごい衝撃だっただろう。

 

ニュースを見ていると、長野県では10年前の中越地震の教訓、そして3.11の翌日に置きた地震での被害を受け、住民が共助する取り組みが行われていたという。我々もそうだったが、地域で力を合わせ励まし合う事がどんなに大切かを3年前に味わった。

 

写真は2011年3月12日私が撮影した自宅近くを撮影した写真。今回の長野北部地震で再びあの記憶が蘇る。いつだったか、石川県にいる親友が地震のFacebookで私の安否を願っていたという話を思い出し、当時の彼の投稿を三年がたった今はじめて読んだ。そこにはたくさんの人達のコメントが寄せられていた。あの時、被災した我々と遠く離れた場所で自分の安否を心配してくれる人達がいたことを改めて知った。

 

長野県にとっては、まだまだ余震の心配も尽きない。およそ100人が避難生活をし断水も続いているという。今後も動向を見ながら、我々にできることを微力ながら実行していこうと思う。