山内鮮魚店店長の山内です。

南三陸町民の想いを伝える「きりこプロジェクト」。

8月23日(土)〜9月15日(月)まで行われる「福幸きりこ祭」に向け「きりこを作るワークショップ」が昨日からスタートしました。

「福幸きりこ祭」とは、南三陸町にある二つの商店街「南三陸さんさん商店街」と、「伊里前福幸商店街」に、みなさんが制作した「きりこ」を軒先に飾り、みんなで力を合わせ生きていることを伝えようというアートプロジェクトの一環。今回のワークショップは、その当日に空に向かって軒先に飾られる「きりこ」を自分たちで作ろう!という第一回目のワークショップです。

南三陸のきりこ

こちらが南三陸の「きりこ」。もともとは宮司さんが制作し、それぞれの家庭の神棚に飾り先祖を敬うもの。そうした本来のキリコの意味から発し、震災前から女性達の間から始まったキリコプロジェクトは、もはや南三陸町民の復興へかける想いを象徴するものになっています。(キリコについての詳細はこちら

 

南三陸きりこ作りワークショップ

そしてこちらが「きりこプロジェクト」を立ち上げ、震災前から南三陸町に深く関わって頂いている、ENVISI アートディレクターの吉川さん。ワークショップの始まりは「きりこプロジェクト」の意味、そして想いをスライドを通して知ることから始まります。

 

南三陸きりこ作りワークショップ

そしてこちらが「きりこ」の台紙。二つ折にした和紙の上に、デザインの台紙を重ね合わせ、黒い部分をカッターで丁寧に切り抜いていきます。

 

南三陸きりこ作りワークショップ

デザインもカンタンなものから、複雑なものまでたくさんご用意して頂きました。吉川さん指導の元、自分でデザインを考えることもできます。

 

南三陸きりこ作りワークショップ

予め用意されているデザインは、すべて南三陸町に関わるもの。被災した各商店主や、その人の想いがデザインされたきりこです。それぞれのきりこの意味を吉川さんが説明してくれます。

 

南三陸きりこ作りワークショップ

一旦、制作が始まると皆さんとっても真剣ですね(^^)カッターでなぞっていくんですが、和紙なのでけっこう力が要ります。また、デザインも反転しているので出来上がりのイメージの違いに、喜びも大きいですね♪ この制作した「きりこ」が商店街いっぱいに飾られる光景を、早く見たいです♪

 

南三陸きりこ作りワークショップ

南三陸きりこプロジェクト「福幸きりこ祭」は8月23(土)〜9月15日(月)。

ワークショップは以下の日程で、南三陸さんさん商店街横にある「南三陸ポータルセンター」で行っています。町外の方でももちろん大丈夫♪ ぜひ南三陸にお立ち寄りの際には、ポータルセンターで「きりこ」を制作してみて下さい!

 

~きりこ作りワークショップ~

■6月15日(日)13時~15時半
■7月18日(月)18時~20時半
■8月19日(火)13時~16時半/18時~20時半
■8月20日(水)13時~16時半/18時~20時半
※8/19・20は上記の時間、何時からでもご参加ください。

○場所:南三陸ポータルセンター

 

■詳細はこちら(南三陸観光協会HP)

https://www.m-kankou.jp/archives/12043/