たくさんのメール、コメント本当にありがとうございます。
通信手段が限られており返信することができませんが、すべて目を通し、被災者へのメッセージなど、伝えられるべき内容はすべて伝えるよう努力しております。コメントやメールにもすべて目を通しておりますので、この場を借りて返信とさせて頂きますこと、ご了承下さい。

 

震災から二週間が過ぎ、避難所の雰囲気も確実に変わってきております。
たくさんの報道のおかげで、南三陸町志津川地区は全国の皆様からたくさんの物資が届いております。本当にありがとうございます。避難所での生活は、電気もなくあっという間に一日が過ぎてしまいます。各避難所では様々な役割を個人が担い、そのため他の避難所に足を運ぶ事もままならず、各避難所の状況を皆様にお知らせできないのが現状です。取り急ぎ、志津川中学校は物資が豊富に行き届いております。

 

当ブログのコメントにて、必要な物資の情報を下さいという意見を頂きましたが、少なくとも南三陸町志津川地区にあります「志津川中学校・志津川小学校・志津川高校・ベイサイドアリーナ」は物資が豊富な状況だと思います。避難所によってはテレビもまだ設置されておらず、確かな情報が得られない状況ですが、南三陸町のみならず宮城県内にはまだまだ物資が行き届いていない避難所もございます。皆様の善意を必要としている県内の各避難所に送って頂けますと幸いです。

 

避難生活が二週間を過ぎ、避難所では様々なトラブルも発生しております。物資が豊富に行き届いている現在、新たな問題も浮上してきております。皆が協力しなければいけない状況の中、自分勝手な行動をとる者も少なくありません。老人、若者に限らず。悲しい事です。ただ、それを悲しむのではなく、事態はそういう方向へ進み始めたのも事実です。一刻も早く避難所生活からの脱退を皆が目指さなければ。

 

実際の所、私個人も日々の役割に追われ、テレビや新聞などで情報を正確に把握することが困難です。頂いたメールやコメントに目を通すだけで精一杯です。早急にやるべき会社の事務手続きも、不安を抱える従業員の行く末も、自分自身の今後も思うように進んでいません。今は従業員のために、できる限りの事をしようと行動している最中です。それでも様々な事を考えると、やるべき事をするだけの時間が足りません。被災地のため携帯もなかなかつながらず、思うように事を進める事ができない状況です。

 

ただ、少なくとも我々はけして下を向いている訳ではありません。
我々が思っている事、それは震災などに負けてはいられないという事。現在の悲惨な状況を目の前にしても、何故か必ず再建してみせるという意志が沸いてきます。これまで何十年もの間、社員全員で苦労しながら培ってきた事に比べればという思いです。

 

株式会社ヤマウチは、前を向いて歩きます。そして被災者の皆様も、支援して下さる皆様も、共に前を向いて歩いて行きましょう!負けてたまるか。

 

当ブログに掲載していた写真を、あるミュージシャンの方にyoutubeで曲と一緒に使って頂いています。この場を借りて御礼申し上げます。

 

 

※4月1日から4月10日まで、事情により避難所を離れますため、ブログの記事書込をこの期間だけお休み致します。頂いたコメントやメールには目を通しますが、急用でもすぐに返信できない場合がございます。ご了承下さい。

※急用、取材依頼等ございましたら私までメールにてご連絡下さいませ。各避難所の担当者にお伝え致します。

 

株式会社ヤマウチ 通販事業部本部長
山内 恭輔
kyosukeyamauchijp@gmail.com