ホタテは養殖のため、一年を通して美味しく楽しめます。

ホタテは主に養殖される魚介類です。そのため一年を通して美味しくお楽しみいただけます。ただし、南三陸では毎年4月〜5月の1ヶ月間、生産者の方々が一斉にホタテの種付け作業を行うため水揚をお休みしております。大きさは冬の時期が一番大きく、身が締まっています。そのため一番おいしい時期は冬と言われています。当店では、毎年4〜5月を除く通年で「活きたホタテ」を販売しております。

海産物図鑑

ホタテ

ホタテ(学名:ホタテ貝)

ホタテ(学名:ホタテ貝)は主に水温が適した三陸海岸以北で、大規模に養殖されている魚介類です。外敵から身を守るため力強く殻を開閉させて海水を吹き出し、泳いで逃げることができます。ホタテには、うま味成分であるアミノ酸、グルタミン酸、コハク酸やタウリンが豊富に含まれ、新鮮なホタテ特有の甘味はグリコーゲンの豊富さにあります。近年では生後1年程度の稚貝から、3〜4年ほどかけて大きくしたものまで幅広く流通していて、北海道などで多く見られる乾燥させた小さなホタテ貝は稚貝を使用しています。

またほとんどの分が食用に適していますが「ウロ」と呼ばれる中腸腺(黒い部分)のみ食べることができません。ホタテの検査で稀に水揚が一時的に中止される時がありますが、それはこの部分だけに貝毒が集中するためです。その場合、ウロ以外の部分には全く影響がないのが、ホタテの特徴でもあります。

ホタテは三陸沿岸が一大産地です

ホタテの生育には水温が深く関係しています。そのためホタテ貝が育つ環境として適しているのが三陸以北(主に東北の太平洋沿岸)と言われています。ホタテは暑すぎても、寒すぎても死んでしまいます。三陸沿岸には帆立の生育に最適な水温と豊富なエサがあるため、大規模な養殖が盛んとなっています。

南三陸のホタテが甘くて肉厚なヒミツ

お客様から頂くご感想で一番多いのが「どうして南三陸のホタテは甘くて肉厚なの?」というご意見。南三陸はホタテをはじめとする魚介類の養殖に理想的な環境と言われています。そのヒミツは南三陸の独特の地形にあります。リアス式の入り組んだ地形、三方を手つかずの山々に囲まれた内湾には、長い年月をかけて山々に降り注いだミネラル豊富な雨水が流れ出し、海水と混じり合うことで栄養価の高い魚介類に理想的な環境を形成し続けているからなのです。