貝毒検査により数値が基準値を下回らない場合は、「ホタテの出荷自主規制」を行います。

宮城県漁協では毎週、全海域でホタテの貝毒検査をしております。海域内におけるすべての採取地点で自主規制値を下回った日が基準日となります。その後、1週間及び2週間の検査結果が下回った場合(3週間続けて規制値以下)に自主規制が解除となり、ホタテの出荷が可能となります。

年々、貝毒の基準値が下回らない週が増え、お客様には大変ご迷惑をお掛けしております。

しかし この厳しい検査により、安心してお召し上がりいただけるものだけを厳選してより安全なものを販売させて頂けるのです。

ホタテの貝毒とは海中の特殊なプランクトンを摂取することによって、貝の体内に特殊な「毒成分」を蓄積する現象を言います。

下痢性の貝毒の場合は摂取することにより下痢・嘔吐・発熱を引き起こします。

マヒ性の貝毒の場合は摂取することにより神経障害・呼吸困難・となり場合によっては死に至る危険性もございます。

これは加熱によって取り除くことはできません。

ホタテを楽しみにお待ちいただいてるお客様には大変なご迷惑をお掛け致しており誠に申し訳ございません。

安心してお召し上がりいただけるものをお届けするためにご理解をお願い致します。

(2023年8月1日更新)