日干しわかめは『天日で干した保存用わかめ』。塩蔵わかめは『塩漬けにした保存用わかめ』です。

三陸ワカメは3月から水揚が本格化いたいします。『塩蔵わかめは』は「水揚げ→湯通し→塩蔵保存」として製品となりますが、『日干しわかめ』は「水揚げ→天日干し』として製品となります。製品になるまでの工程に大きな違いがあり、食感や栄養分などの違いがあります。

日干しわかめって何?


日干しわかめとは、取れたわかめを日干しにしたわかめ保存方法のこと。わかめは1年で一度の水揚げのため、一年間の保存に耐えられるよう昔は天日干しにして保存していました。水揚げされたわかめを脱水し、天日で数日間干す作業が行われます。南三陸では日干し方法での製造が少なくなり塩蔵わかめの製造へと移行していきました。製造過程での湯通しがないので海のミネラルや栄養が保たれ、塩蔵わかめより水に戻す時間も少ないのが特徴です。

 

南三陸町で日干しわかめを販売しているお店はこちら

https://www.tamipack.jp/

 

塩蔵(えんぞう)ワカメって何?

塩蔵わかめ
塩蔵わかめとは、塩を使った日本の伝統的食料保存方法で作られたわかめのこと。シーズンになると水揚したばかりのわかめを湯通しし、冷やして塩をまぶし脱水する作業が連日続きます。そうすることで素材の良さを損なうことなく保存ができ、水で戻し塩分を抜くことで一年中おいしく楽しめます。塩蔵わかめは食感がよく色合いも鮮やかなことが特徴です。三陸地方では塩蔵わかめが支流となっています。