A. ウニは貝ではなく、ヒトデやナマコと同じ「棘皮(きょくひ)動物」の仲間です。

うに

ウニは貝ではなく、ヒトデやナマコの仲間って知っていましたか? 一見、それぞれ違う見た目をしていますが、同じ「棘皮(きょくひ)動物門」に分類されています。

棘皮(きょくひ)動物とは
「皮膚が棘(とげ)状」、「成長した形が五放射相称(五方向に放射相称)になる」などの特徴が棘皮動物とされています。つまり、五角形が基本になっているので、ウニの中には身(生殖巣)が5つ入っています。

ウニ綱・ナマコ綱・クモヒトデ綱・ヒトデ綱・ウミユリ綱の5つの仲間に分かれ、ウニは「棘皮動物門・ウニ綱」に分類されます。

三陸沖で水揚げされるウニの品種は「キタムラサキウニ」

私たちが食べている黄色い身の部分はウニの生殖巣(精巣や卵巣)にあたり、古来から食べていたとされています。

ウニは日本近海だけでも約160種類もあると言われていますが、食用とされている種類はごくわずか。主にムラサキウニ、キタムラサキウニ、バフンウニ、エゾバフンウニ、アカウニなどが食用とされています。

南三陸などの三陸沖で水揚げされるのは「キタムラサキウニ」という種類です。北海道などで多く水揚げされる「バフンウニ」と比べ身が黄色く、上品な味わいが特徴。また養殖のウニというものは存在せず、すべて「天然もの」です。

南三陸では、むきたてのウニを豪快に「うに丼」にしたり、「塩うに(ウニを塩漬けしたもの)」をつくり、おにぎりの具として楽しみます。夏限定の贅沢ですね ♪