宮城県の郷土料理「はらこ飯」は冬が始まる10月から12月中旬までが旬です。

イクラと鮭を使った宮城県の郷土料理「はらこ飯」の販売は、原料となる「天然秋鮭」の水揚が本格化した「10月中旬」から販売を開始致します。とれたての秋鮭のイクラから手造りする「生イクラ醤油漬」と、新鮮なサケの身、当店オリジナルの鮭の身を煮付けた「はらこ飯の具」をセットにし販売しております。昨年ご購入いただいたお客様にはDMチラシなどでもご案内いたします。

はらこ飯

「はらこ飯」って何?

「はらこ飯」とは、秋から冬にかけて水揚げされる秋鮭を使い、旨みの凝縮した鮭のハラスをダシに炊いたご飯に、脂ののった鮭の身とイクラをのせた贅沢な丼です。その昔、伊達政宗が発祥元である宮城県亘理地方を訪れた際に献上したといわれています。当店では、南三陸港より旬のいくらを使ったイクラ醤油漬、秋鮭の身を味付けし煮込んだ「ハラコ飯の具」など、ご自宅ですぐに楽しめる「はらこ飯」セットとしてご提供しています。

天然秋鮭

「秋鮭」水揚げ宮城県No.1 サケの産地「南三陸町」

宮城県南三陸町は、はらこ飯の原料となる天然秋鮭の県内水揚げ量1位を誇る港町です。その理由は南三陸町の取り組みにあります。南三陸町では、毎年寒さ厳しい10月~12月の間、故郷の川に戻ってきた鮭を捕獲し、稚魚に育て放流する取り組みを十数年前から行っています。

その数は数百万匹。自らエサを食べられる体長5cm、体重1グラムの大きさに成長した稚魚は2月~4月の間に南三陸町内にある二つの川に放流され、鮭を捌く数ヶ月故郷の海で栄養を補給した後、オホーツク海、さらに北上しベーリング海、アラスカ湾を渡り、4年後数百万匹の稚魚のおよそ1%が故郷の川に戻ってきます。

そして冬、南三陸魚市場は数ヶ月もの間、サケ一色に変わります。魚市場にはたくさんの秋鮭(学名:シロサケ)が水揚され、港が一気に活気づきます。