しらすは食べているエサの違いでお腹が赤くなります。

しらすには「お腹の部分が赤いしらす」と「お腹の部分が白いしらす」がいます。お腹の色の違いは、どんなプランクトンを多く食べているかによります。お腹が赤いしらすは、エビ系のプランクトンを多く摂取しています。そのエビ系プランクトンに含まれる色素成分の「アスタキサンチン」がお腹の部分にたまるため「お腹が赤く」見えます。また、エビ系プランクトンには旨み成分が多く含まれており、お腹の赤いしらすはお腹の白いしらすと比べ約4倍もの旨み成分があると言われています。ちなみにお腹の白いしらすは、エビ系以外のプランクトンを摂取しています。

 

かま揚げしらすの栄養成分って何?

産地による「しらす」の違い

しらすは、水揚げされる産地によって種類が異なり、地域によって好みも相違します。関東では「大きさが揃っていて真っ白なしらす」が高値で取引されます。逆に関西では「お腹の赤いしらす」が好まれ「赤腹」と呼ばれ通常のしらすと区別し販売されています。中でも三陸地方では「大ぶりで魚の味わいが濃いしらす」が好まれます。地域によって違うしらすの食感や味の違いを食べ比べてみてください。