殻付生ほやの旬は「5月〜8月」です。

宮城県産ホヤの旬は、毎年5月〜8月の期間中に水揚されます。「殻付きホヤ」の場合、5月中旬の走りが一番サイズが大きく、7月から8月の夏の時期は小ぶりになって参ります。だだしその分、身が厚くなり、老廃物も少なく旨味も増してくるため、7〜8月の夏のホヤが最も美味しい「旬の時期」と言われています。むき身にしたホヤを殺菌海水に漬け込んだ「漁師の生ホヤ」は、5月中旬から9月末まで販売しております。

殻付きほや

「ほや」ってなに?

ホヤ(海鞘)は海産動物の総称。その名の由来は「ランプシェードに当たる火屋(ほや)にかたちが似ている」からと言われ、凹凸のあるその形状から「海のパイナップル」と呼ばれています。主に日本や韓国などで食用されています。

真ほやと赤ほやの違い

ご存知ですか?ホヤには「真ほや」と「赤ほや」という二種類のホヤがあるんです。「学名:マボヤ」と言われる「真ほや」はホヤの王様と言われ、主に宮城県で生産されています。北海道で水揚される身が赤色の「赤ホヤ」は殻の表面に凹凸がなく「真ほや」は写真のように角があり、黄色い身が特徴です。真ほやの最大の特徴は「肉厚な身」と「甘み」。鮮度の劣化に伴い、臭みやエグみが出てくるのもホヤの特徴。そのため、産地の品質だからこそ味わえる食材と言われています。

ほやは全国シェア80%が宮城県産

真ほやの全国シェア、実はその8割が宮城県(主に石巻より北)で水揚されています。宮城県ではホヤの養殖が盛んに行われ、東日本大震災により一時は壊滅的被害を受けましたが、2014年ようやく復活しました。南三陸はホヤの一大産地なのです。